「第5回 おしえて とっとりウーマンが語る 建設産業の魅力インタビュー」
美保テクノス(株)(米子市)
いけだ
池田 みゆき さん
(2 級土木施工管理技士)
たけうち ちえ
竹内 智恵 さん
(カラーコーディネ-ター2 級、AutoCAD オペレーター)
弊社は、平成30年7月にBIM戦略プロジェクトが始動、同年10月にBIM戦略部が発足し、BIMデータの活用・推進をしています。
鳥取県ではじめてICT 土工が導入された、「国道181号(岸本バイパス)改良工事」では、CIM を活用し、現場全体の見える化を行いました。
施工が円滑に進んだことで工期短縮に繋がりました。
また、「鍵掛峠道路新屋地区改良工事」では、図面を3D 化し、配筋の見える化に取り組みました。
鉄筋の種類別に色付けした配筋アニメーションは、完成イメージや作業手順が分かり易くなったことで、作業の手戻りが少なくなり、若手技術者や鉄筋工、発注者に好評でした。
私たちの強みは、池田が現場のプロ、竹内が設計のプロとして、それぞれの分野を補完することで、より現実的で実用的なBIM・CIM の運用を実現できることです。
今後の課題として、BIM・CIMモデルを作成できる人材育成と現場職員の理解度の向上です。また、多くの現場でBIM・CIM モデルを活用するため、現場知識の習得を図り3D モデル作成の作業時間を短縮したいと思います。
BIM とは、Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略称で、建築分野において3Dデータを作成し、3 次元の形状情報に加え、名称や仕上げ、材料・部材の仕様・性能、コスト情報など、建物の属性情報を併せもつ情報モデル(BIM モデル)を構築すること。
CIM とは、Construction Information Modeling(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の略称で、土木分野におけるBIM と同義で、調査・測量~設計~施工~維持管理のライフサイクルにおいて、3D データを活用して、従来の業務の効率化を図り、新たな価値を生み出す取組。
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